今回は看護の仕事で出会った疑問について自分なりにまとめていきます
経鼻胃管について
経鼻胃管とは
鼻から胃まで挿入されている長細いチューブの事。
口からの飲食が難しい場合に栄養状態の悪化を防くために挿入して栄養投与を行う。
適応
嚥下機能の低下や口腔内の疾患、
顔面頚部の疾患、意識障害や呼吸障害で人工呼吸器使用、
腸閉塞などで消化管の減圧目的、確実に投薬したいときなど様々
呼び方
経鼻胃管(けいびいかん)、NGチューブ、マーゲンチューブなど。
なぜ経鼻胃管の子の排気の有無について気になったか
きっかけ
担当した経鼻胃管の赤ちゃんがミルク後によく嘔吐していた。通常発達の子はミルクや授乳後に排気を促すので、経鼻胃管だとしなくていいのかなと単純に思った。
担当した子のケアの実際
ミルク投与のやり方
①クッションやバスタオルで頭部挙上しやや右側臥位にセッティングする
②胃音確認と胃内残渣を確認
③経管栄養のボトルからドリップでミルクを投与
④投与後はそのままの体制で観察
結果
担当した子は嘔吐する場合が増えていった。
病状の悪化が背景にあったため、排気の有無については分からなかった。
排気について特に記載はなかった
経管栄養の乳幼児について、乳児のうちは胃の形状の都合で嘔吐や溢乳を起こしやすいため、30分から1時間は頭部挙上した方がいいと情報にあったが、排気や排気を促す行動についての記載はなかった。
まとめ
今回文献やネットの情報からは経鼻胃管の子の排気については特に記載がなく残念ながら解決には至らなかった。
自分なりに考えた事。
母乳や哺乳瓶での授乳では赤ちゃんが空気を飲んでしまう事と胃の形状が発達途上である事で吐き戻し、溢乳が起こる。
今回のように経鼻胃管でのミルク投与は胃内残渣の確認で空気は破棄するし、空気が入らないように投与するため、特別な排気を行わずとも頭部挙上のみの対応で大丈夫なのかなと言う解釈でした。
参考文献
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最後までお読みいただきありがとうございました!